アロマテラピーの基本中の基本、『アロマテラピー』と『精油』の定義について勉強します。アロマテラピーの勉強を始めるための入口です。
【目次】
アロマにひたる
香りの世界を追求しようと思い立って早半年。
5月の検定は受付期間に間に合わなくて(気づくのが遅かった)。ま、でも全くの無知だったんでそれはそれでよかったと思いながら、本屋さんに行ってアロマ関係の書籍を買ってきたりしてちょっとずつ覗きはじめて。
11月の検定はどうしても受けたかったから受付開始を待って、すぐに申し込みしました。検定範囲のテキストも同時購入で。
そっと1ページ目を開くと、さっそく専門的な言葉がズラリ!
では、いよいよお勉強はじめましょうか。
アロマテラピーの定義
AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会ではアロマテラピーを以下のように定義づけています。
アロマテラピーは精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法である。
アロマテラピーの目的は以下の通りである。
- 1. リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
- 2. 美と健康を増進する。
- 3. 身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
- 4. 身体や精神の不調を改善し、正常な健康を取り戻す。
アロマテラピーは、アロマ(香り)とテラピー(療法)を合わせた言葉で、『芳香療法』という意味になります。
大地の恵みにあふれた精油を使って芳香浴やトリートメントをすることが、身体だけでなく、心や気持ちをも健康にしていく素晴らしい自然療法なんです。
アロマテラピーとアロマセラピー
どちらが正しいのか、一度は考えたことありますよね。実は「どちらも正しい」というのが正解です。
【アロマテラピー】はフランス語、【アロマセラピー】は英語で、フランスとイギリスとでは精油の使い方に違いがあります。
フランスでは数多くはありませんが、医師が精油を使って治療したり、薬として処方します。自然治癒力を高めるための薬代わりに精油を使うんです。
一方イギリスでは病気の予防や美容のため、日常生活に精油を取り入れています。
また、我が国日本では薬として精油を使うことは法律で禁じられています。しかし、近ごろでは医療の分野でも症状の緩和のために取り入れている施設もあります。
少しずつですがアロマへの関心が高まってきているのがわかりますね。
精油の定義
精油という言葉を何度も繰り返しましたが、そもそも精油とはなんでしょう?
AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会では精油を以下のように定義しています。
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。
精油(エッセンシャルオイル)は天然の素材でなければなりません。
最近では100均でも見られるようになったアロマオイル(精油とは程遠い)ですが、これには天然の成分はほとんど入っていませんので、香りを楽しむだけのオイルになります。当然、身体や心にはたらきかけるものではありません。
アロマテラピーとは何かで学んだこと
大地の恵みにあふれた天然素材の精油(エッセンシャルオイル)を使って、芳香浴・沐浴・トリートメントなどをおこなう芳香療法。アロマテラピーとは、心と身体を健康に導き、美容面にもはたらきかけることができる自然療法です。
改めて定義された文章を見るとアロマテラピーの目的・目指すものが明確になりました。